d3

息もできないのd3のレビュー・感想・評価

息もできない(2008年製作の映画)
4.5
「人を殴る野郎は自分は殴られないと思っている」
暴力は連鎖するものだ。 いちど他人との関係性に暴力を介すると、殴り続けなければ、いつかは殴られる側に回る宿命にある。
暴力とともに育ってきた人間にとって、攻撃を手放すことには大きな理由がいる。 人生において生きる意味を見出すようなことだ。
殴られる側に回ることで、ようやく暴力の連鎖から解放される。傷を負うことで痛みを知り、心の傷は癒されていく。
d3

d3