延々と歩く

スーパーマンの延々と歩くのレビュー・感想・評価

スーパーマン(1978年製作の映画)
3.7
 クリストファー・リーブ主演の超有名シリーズ第一作。

 有名つーか、もう歴史的知名度ですよね。最近のスナイダー版みてなくても名前はみな知ってるんだから。そしてその地位はリチャード・ドナー監督の手腕、そしてクリストファー・リーブがいなければだいぶ違ったものになっていただろう。

 序盤に出てくる大草原を見ただけでこりゃなんかモノが違うぞ、と雰囲気にのまれる。これは一体どういうことなのか、監督の職人的手腕とかを超えている気がする。「アメリカの良心」そのものを掴んでしまった、というか…。こういう「神話」を持ち得た国は強いよなーとか。

 まあ主人公が新聞記者に就職してからはそこらがちょっと堅苦しい感じはあるけど、活気のあるメトロポリスをみるのは楽しいしスーパーマンが人間の振りをしつつ能力をチラ見せしていくのにも良い。ラストの模型撮影の大盤振る舞いもスゲエんだよなー。ここらは日本のお家芸なのかと思ってたけど、アメリカの物量まかせの力業にビビる。
延々と歩く

延々と歩く