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ファイト・クラブの遊のネタバレレビュー・内容・結末

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

今さら言うことも無いけど
映画館で観たから

分かっていてもWhere Is My Mind?が流れ始めると滾るものがある、それまでの2時間20分もずっと惹きつけられているのに、最後になってさらに釘付けさせられる ラストはピクシーズにしようって決めたのはフィンチャーなのか音楽担当の人なのか、とても気になる

19歳くらいで初めて観たとき、ブラピの暴力的な妖艶さに惚れ惚れする以上にエドワードノートンの異様な演技力に打ちのめされて、日本人でない俳優を初めて意識するようになった、その後ダスティンホフマンやジーナローランズなど凄まじい俳優を少しずつ知っていったけど、やはりノートンには特別な思いがある ちゃんと出演作はぜんぶ観よ

改めて観るとたしかにハリウッド映画にしては「イージー」な作品ではない、脳を使って観ることを求められる でもドデカいギミックの伏線回収が完璧だからエンタメとしても非の打ち所がない

ボルテージが高まりきって、起承転結の「結が始まる瞬間」に映像が終わって最高にフィットしている音楽とともにエンドロールになだれ込む こんな至福の体験は他にない
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