LEONkei

華麗なる殺人のLEONkeiのレビュー・感想・評価

華麗なる殺人(1965年製作の映画)
3.0
道徳の向上と暴力抑制のために国家が合法化した世界規模の殺人競技、無作為に選ばれたハンターが無作為に選ばれたターゲットを暗殺する。

チープ感はある意味前衛的でローマの歴史的建造物と対比させる異空間の世界は革新的で斬新、近未来SFコメディはニンニクの風味と赤唐辛子の軽い刺激がクセになるペペロンチーノの様にシンプルで味わい深い。

それが意図的なのか偶発的なのかは知らないがローマの街並みを有効に使い、多分低予算が功を奏し古代コロッセオと近代の重なる独創性の妙が際立つ。

くだらなさに失笑してもファッションやインテリアなどイタリア・モードの片鱗は随所に表現され、金髪の〝マルチェロ・マストロヤンニ〟と初代ボンドガール〝ウルスラ・アンドレス〟はピュアオイルで絶妙に絡み合うテフロンダイス..★,
LEONkei

LEONkei