kou

獄門島のkouのレビュー・感想・評価

獄門島(1977年製作の映画)
3.0
見立て殺人という処でいうと前作の悪魔の手毬唄との共通項があるが、今作はまた違った味わいを持っている。前作よりは明るさがあるように思え、閉塞感は薄れている。このシリーズ特有の人間たちの愛憎劇はもちろん健在である。

今作の直前にテレビドラマシリーズが公開されるという今では考えられない宣伝方法にも驚かされる。しかも映画版と犯人が違うという事により驚いた。それほどまでの期待作だったのだろう。数奇な殺人事件、そして意外な犯人という部分はやはり面白かった。
kou

kou