おいしい牛乳

気狂いピエロのおいしい牛乳のレビュー・感想・評価

気狂いピエロ(1965年製作の映画)
4.5
やっぱり面白いなー!
いたるところに散りばめられた文学や絵画や詩の引用と、鮮烈な色彩が印象的。自由でユーモラスで、なおかつとってもお洒落!
サンプリングして繋いで作った新しいビートを聴いているような。いつ観ても、何度でも新鮮で新しくって、こんな映画すごすぎる。
膨大な情報量の映画なので、全部理解するのは難しいけれど、愛した人に裏切られたことが許せなかった哀しい男の破滅の物語は、確実に今日のわたしを救ってくれた。


ラストシーンが好き。
やっぱり火が消したかったフェルディナンと、
そこで朗読されたアルチュール・ランボーの『永遠』という詩。
おいしい牛乳

おいしい牛乳