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21グラムのKのレビュー・感想・評価

21グラム(2003年製作の映画)
3.8
3人のドラマがバラバラの時間軸で交差する。だんだんと見えてくる物語。こういうタイプはややこしくなりがちだけど本作は分かりやすかった。ナオミワッツの演技は真に迫っていて心配になるほど。他のキャストもハマり役。メッセージ性にはっきりとしたものは感じ取れず、見る人とタイミングによって左右されるタイプ。楽しい話ではないし人に勧めやすくもない。あえて重い作品を見たいとき、絶望の中に希望を見出したいときに合うのかもしれない。人間の欲深さと屈強さ。21グラムのエピソードが興味深かった。
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