コミヤ

イースタン・プロミスのコミヤのレビュー・感想・評価

イースタン・プロミス(2007年製作の映画)
4.0
ツッコミどころやご都合主義な展開もあったしストーリーも言ってしまえば普通に感じてしまったけどヴィゴモーテンセン演じるニコライというキャラクターを作り上げた時点でもうこの作品の勝ちのように思った。ノーカントリーのシガーやダークナイトのジョーカーと同じようにそのキャラクターが画面に映っているだけで魅了されてしまうような画面支配力があった気がする。ヴィジュアルだけでなく舌でタバコの火を消すシーン、喉元に指を当てて脅すシーンなど動作いちいちカッコいい。皆さん言うように終盤のサウナでのフル◯ンファイトシーンは一見の価値あり!(銃使えば一発じゃんって思ったけど)
ヒストリー・オブ・バイオレンスのときもそうだけどヴィゴモーテンセンが演じるからこそ特別な作品に思える。クールだけど悲しげで、また少し優しさも見えるような表情がいい。
後ロシアンマフィアのボスの息子演じるヴァンサンカッセルのダメ息子感がたまらない。
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