くわまんG

イースタン・プロミスのくわまんGのレビュー・感想・評価

イースタン・プロミス(2007年製作の映画)
3.0
正直期待外れでした。材料は揃ってるのに勿体無いなぁ…。

見所:
バッチリなつかみ
燃えるフル○ンバトル
V.カッセルがいい感じ
なんちゃって重厚
それで?となる後味

あらすじ:
助産師のアンナが勤めるのはロンドンの基幹病院。それゆえ訪れる妊婦は多種多様。喜びに満ちたものとは限らない。
その日運ばれてきたのは14歳の母親。すぐさま処置を施したが助けられたのは子供だけ。亡骸となった若い母親の腕には無数の注射痕と、ロシア語で綴られた手帳が…。

内容と言えるものが見当たらないし、ご都合主義だし、それを補完するものも不足してました。何がしたいのかはっきりしない、燃料はたっぷりあるのにまさに不完全燃焼といった印象。

ただバイオレンスシーンはさすがのクローネンバーグ監督、いずれもそれだけで十分なほど素晴らしいです。

あと、ヴァンサン・カッセルは最高にハマってました。無能でゲスで救い難いのに、裏打ちしている脆さが物悲しく、唯一感情移入できた登場人物でした。