くわまんG

ドラキュラ/デメテル号最期の航海のくわまんGのレビュー・感想・評価

3.5
あらすじ:世の中には理不尽があるが、それが最善を尽くさない理由にはならないぞ。

19世紀欧州、とある貨物船。密航者が見つかってからというもの、乗組員がどんどん減っていく…というお話。

解き明かされる真実や登場人物の背景にあまりボリュームが無いから、二時間長く感じた。

一人死ぬたびに新事実発覚する流れに無駄は無いけど、吸血鬼が居ることも居たら起こることも観客は知ってるから、サスペンスが成立しなかったのかも。

とはいえ、人間ドラマはしっかりと感情移入できる。船長が火傷するくだりや、主人公の決め台詞「死を恐れるものは恐るに足らない!」は感動的だった。生存フラグがバキバキ折られるのも良かった。

続編あるのか。与えたダメージ少なすぎるから、次でも終わらないかもしれない。