マーくんパパ

股旅のマーくんパパのレビュー・感想・評価

股旅(1973年製作の映画)
3.9
渡世ヤクザの源流、一宿一飯の義理に渡世を賭ける無宿人股旅3人に個性ある小倉、萩原、尾藤を配し青春群像に仕上げた佳作。冒頭の仁義の挨拶で引き込まれる、親子の情より一宿の恩義が優先する非情の掟、同じ股旅渡世人「木枯し紋次郎」とは雲泥の差の立ち回りのブザマでカッコ悪さが親近感湧く。オールロケ効果で風、雨、雪、ススキ野原、風雪流れ旅の雰囲気ヒシヒシ。