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「股旅」に投稿された感想・評価

落伍者

落伍者の感想・評価

4.0
学習教材の様な体で説明される、19世紀当時の自助も公助も無い(共助はかろうじてある)、社会から外れた者たちの生態。農民同士のもめ事に姑息な手段(人数合わせ)として使われる様や、刀持っていても一撃でけりがつかないあたり変にリアル。まともに仁義が切れずぼこぼこにされるショーケンに笑う。はまりすぎ。小倉一郎がヤフーのインタビューで、斬り合いのシーンは前の晩に酒飲んで喧嘩吹っかけてきたショーケンが翌日の撮影でも本気で切りかかってきたからまともに斬り合うことが出来ず、アップの撮影だけになったと話していて2度笑った。
kyosuke

kyosukeの感想・評価

3.7
うまく言えないが、時代感も含めて好き。よくある時代劇というよりかは、ニッチな人物像に焦点をあてていて、それも面白い。若者の若者らしいところがよく描かれているとおもった。
台詞回しを真似しない男がいたら、なんでこの映画を観たのだろうと思う。
お伝

お伝の感想・評価

3.5
3人の股旅(博打で生計を立てる渡世人)のロードムービー。3人ともさえないし全然カッコよくない。刀を激しく振り回す事も多いけど、結局破傷風で死んだり斜面を転げ落ちて死んだりしている。その地味でリアルな空気感。
"仁義を切る"とか"一宿一飯の恩義"の意味が解る解説ナレーション付きで面白い。
記録(市川崑監督作品。珍しい時代劇ロードムービー。日本映画の隠れた逸品。)
「千年でも万年でもずっと待っている」
セリフ一つで一気に持っていかれる。

それにしても一つ一つの戦いが泥臭いな。
斬られて死ぬんじゃなくて破傷風って(笑)
この世界観に入った頃には、どん臭い斬り合いからも、緊張感がひしひしと伝わる。
AE35UNIT

AE35UNITの感想・評価

3.9
早口な訛りが聞き取れない上から解説ナレーションが被さってきて、さながら日本史か何かのドキュメンタリー映像教材のようにも思えてきた。この時代では、今からすると思いもよらぬ簡単さで人が死ぬのだぞ・命の重さが違うぞ、という描写に納得させられつつ怖く感じた。ふざけて転んだ傷口から破傷風、刀傷、そもそも病院もないので、そうした一つ一つがすぐに死に直結する。知ってはいたつもりだが、なんて怖い時代なんだ。
チャンバラは非常に泥臭く、極力一対一の戦いにならないようにする様など、現実ではどうだったのかを追求して描かれている。そして、その通常の時代劇とは違うチャンバラでもきちんと面白く見せてくれる点が良かった。本作は市川崑監督作品のなかでも映像編集がおとなしい方だが、ラストの戦闘シーンでは、その編集の格好良さが冴え渡っていた。萩原健一さんの鼻先をかすめる刀が人力スローモーションになっている箇所など、盛り上がった。
渡世ヤクザの源流、一宿一飯の義理に渡世を賭ける無宿人股旅3人に個性ある小倉、萩原、尾藤を配し青春群像に仕上げた佳作。冒頭の仁義の挨拶で引き込まれる、親子の情より一宿の恩義が優先する非情の掟、同じ股旅渡世人「木枯し紋次郎」とは雲泥の差の立ち回りのブザマでカッコ悪さが親近感湧く。オールロケ効果で風、雨、雪、ススキ野原、風雪流れ旅の雰囲気ヒシヒシ。
三人の渡世人(ショーケン、尾藤イサオ、小倉一郎)の旅の果てには…。唐突で呆気なさを強調したかのようなラスト、好み。
Ta

Taの感想・評価

3.9
面白い

しょっぱなから渡世人の形式ばった挨拶とその省略。もうすでにこれ、面白えって
3人てのがいいのね、絶妙

渡世人の殺陣が妙にリアルでいいんだよな、侍じゃないからすげぇグッダグダ
今まで見た殺陣の中では断トツのリアリティ
この殺陣、最初は笑えるんだけど、父を手にかけるシーンではそれが仇になってどうにも痛そうで。なかなか死ななくて悲しいんだよな、こうスパッと終われないんだよ、めちゃくちゃ悲しい。
んで、これと同じで笑える演出がコロッと笑えなくなる瞬間になる。これが何度か訪れる。最後は本当に悲しい。

お前らもっと見てたかったよ

「お控えなすって」
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