ユースケ

アメイジング・スパイダーマンのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公ピーター・パーカーはトビー・マグワイア演じるいじめられっ子のオタクからアンドリュー・ガーフィルド演じるスケボーに乗ったイケメンへ。
更に、ヒロインはキルスティン・ダンスト演じる浮気症でちょっぴりおブスなMJからエマ・ストーン演じるスカートとニーハイが作り出す絶対領域がたまらない超キュートなグウェン・ステイシーへ。

マーク・ウェブ監督による【スパイダーマン】のリブート第一弾は、原作のアメコミの設定であるウェブ・シューターとワイズ・クラック(軽口で挑発)をしっかり再現しているのに、サム・ライミ監督による【スパイダーマン】シリーズとなにかと比較されて正当な評価をしてもらえないちょっと可哀想な一本。

超能力を上手くコントロールできないコメディ演出、一人称視点で描かれる爽快なウェブ・スイングの映像、そして、ピーター・パーカーとグウェン・ステイシーのイチャつきを爽やかに見せる恋愛演出はさすが【(500)日のサマー】のマーク・ウェブ監督なのですが、ヴィランのリザードが超地味な上、ヒーローに覚醒するまでの流れがほぼサム・ライミ監督版の焼き直し。なによりも、主人公がイケメン過ぎて、冴えない主人公がヒーローへと変身するカタルシスがありません。ラストの「守れない約束もあるよね…」のセリフでチャラ男確定なのですが、エマ・ストーンが相手じゃ仕方ないよね…俺は許す。

ちなみに、エンディングで流れる日本版テーマソングはSPYAIRの【0 GAME】…勝手にやってくれ。