さりさり

今度は愛妻家のさりさりのレビュー・感想・評価

今度は愛妻家(2009年製作の映画)
4.5
ああ、そういうことか…。
と思った場面が2箇所くらいある。
そういうことか…。

「イケオジ鑑賞会」の流れで豊川悦司をもっと観たくなって、薬師丸ひろ子も好きだし、ちょっと観てみるか、くらいの軽い気持ちで観たんだ。
前半は何となく流しながら観てたし、何なら少し寝た。
だけど中盤から涙が止まらなくなった。

これは刺さったな…。

人によって刺さり具合は違うと思うけど、私は思い当たる出来事や思い当たる心情・台詞がたくさんあって「わかる、うん、わかるよ~」と思いながら、うんと泣いた。

トヨエツやひろ子ちゃんはもちろん良かったけど、何と言っても石橋蓮司のオカマちゃんが最高だった。
最優秀敢闘賞をあげたい。
優しくて可笑しくて、哀しくて懐が広い、素敵なオカマちゃん。
この人はオカマ役が本当に上手い。

観終わって、もう一度最初から観直したくなる、そんな仕掛けのある不思議で粋な映画です。
やっぱり観て良かった。
ありがとう。
さりさり

さりさり