なんだこれ！めちゃくちゃ面白い！最後の最後までどこへ向かうのかわからぬ未知の新鮮さ！ドッペルゲンガーという題名そのままにドッペルゲンガーが出てくるわ如何にも暗示的なロボットを開発しているわ意味深にも画面は割れるわで、あれこれ思考しながら見進めていくとホラーからSF、ロマンスからスリラー、中二病的な自分探しや無自覚の抑圧まで、ジャンルに定まらない摩訶不思議な魅力に呑まれて考えながら見てるなんて勿体ないとばかりにとにかく楽しんじゃう。
柄本明のオチとかキャラクターの二面性とかラストの決意なんかは娯楽的な映画の面白味としても機能しながら同時にすげー真理をついてるような教訓的な深みもあるのが面白い。
ストレス過多な前半が物々しいホラーで、欲望を爆発する瞬間は滑稽なほどブラックで、後半へ向かうとさらにトーンが変化する。その変化は主人公が自分に課した抑圧から開放されることとリンクしていて、ドラマだけではなく演出で語ってしまうってのが素晴らしい。見終わってからようやくあれこれと考えているんだが考えるほど面白くて余韻が凄い。いい映画だったな〜、また見たい。
永作博美がめっちゃかわいい。
画質の良さにビックリした。笑
序盤のホラーが巧すぎてホント怖い。
最後の機械のワサワサした動きが可愛い。
