山崎貴のデビュー作。この時、35歳かな？スゲー監督が現れたと思ったな。
日本の特撮もデジタル化の波が押し寄せていた中、新世代の演出家の登場に可能性を見出したものだ。
この度スカパーで再見。当時の感動そのままに面白かった。
タイトル通りの子供達のジュブナイル劇が爽やかだ。SFマインドと田舎町の融合が上手いし、少年らの淡い恋愛劇も実にキュート。
若い頃の香取慎吾もイケてるし、少年たちのマドンナ役の鈴木杏がめっちゃ美少女。超カワイイ。
少年らが宇宙人の小型ロボット・テトラを拾い。近所のエンジニアのお兄さんを巻き込み宇宙人と戦う。
3DCGの使い方も上手かった。出来ることと出来ないことの使い分けが上手いんだよな。
2000年なのでまだインターネット環境が今ほどは整ってないんだよね。それを踏まえた設定も良い。
少年らとテトラによって生み出されたロボットがガンゲリオン。「ガンダムとエヴァンゲリオンをミックスして名付けました」と言って、山崎が富野由悠季に「それはセンス悪すぎ」と返されたのが懐かしい。
それが今や大御所監督になったとシミジミ。
三丁目の夕日であざといお涙頂戴に味をしめた山崎だが、今作はまだ純粋な映画作りをしていると思う。
