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ブリットのsssのネタバレレビュー・内容・結末

ブリット(1968年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます


まずはオープニングタイトルがめちゃくちゃカッコイイ。
これは、かの有名なパブロ・フェロが担当。
「時計仕掛けのオレンジ」などのタイトルをデザインした巨匠。

冒頭の、殺し屋がショットガンで撃ち殺して血が出るシーンは、当時は衝撃だったらしい。
というのもこの映画はヘイズコードが撤廃されてすぐに作られたからだ。

そしてカーチェイスは、
音楽なし、台詞なし。
マスタングとダッジのエンジン音だけが鳴り響き、それが緊迫感を出す。
「フレンチコネクション」のようだ。
これを最近やったのがトムクルーズの「アウトロー」だ。
しかも実際に猛スピードを出しているのでその速さに驚く。
現役カーレーサーであるマックイーンと、元カーレーサーのピーターイェーツ監督が作り上げた圧巻のシーンだ。
因みに殺し屋としてダッジを運転していたのは伝説のスタントドライバー、ビル・ヒックマン。この人は「フレンチコネクション」でも運転している。ビル・ヒックマンはジェームズディーンの友達だが、ジェームズディーンが交通事後で亡くなる時に彼の死を看取った男らしい。

そして滑走路の追っかけシーンは、おそらく「ヒート」に影響を与えたんだろうと思われる。
とても印象的なシーンだ。

にしてもよく考えてみれば、ブリットは本当にドジな警察官だ。守るべき証人は殺されちゃうし、容疑者の2人はカーチェイスで殺しちゃうし、本物の証人も殺しちゃうし。そう思うとコメディにも見えてきた。

そして言わずもがな、ブリットのショルダーホルスターがめちゃくちゃカッコイイ。
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