さうすぽー

ヒューゴの不思議な発明のさうすぽーのレビュー・感想・評価

ヒューゴの不思議な発明(2011年製作の映画)
4.5
自己満足点 88点

先日、父のVHSやDVDのコレクションを整理するのを手伝っていたときに、偶然この映画を発見しました。
父はマーティン・スコセッシのファンでもあるので、この映画を勧めてくれて観賞しました!

良い意味で想像してたのと違いました!
この映画好きです!

最初前半部分はファンタジーや冒険ものだと思ってたのでガッカリしたので、「これいまいちかも...」と思ってしまいました。

でも、主人公ヒューゴの父親の形見でもある機械人形やヒロインのイザベルの父の謎に迫るミステリードラマでした!

機械人形のからくりや歯車は観てて感心したし、昔の映画の事もわかってワクワクしました。

キャストは、特に子供時代のクロエ・グレース・モレッツは凄く可愛い!
「キックアス」の時よりも輝いてる気がしました笑

一応主人公は子供のヒューゴだと思うのですが、実在の映画監督のジョルジュ・メリエスはもう一人の主人公だと思ってます。

しかし、一つだけ納得いかないことがあります。
細かい部分ですが、
タイトルの「ヒューゴの不思議な発明」。
この映画はニュアンス的に、
「ヒューゴ"と"不思議な発明」の方が良い気がするのですが...
この機械人形は別に主人公のヒューゴが作ったものでは無いですし、そのヒューゴも決して発明家では無いので、こっちの方が良いと思いました。

僕は凄く好きなんですが、これは人によっては好みが分かれる内容だなとも思いました。
一応子供でも観れる映画ではありますが、僕は大人のための映画だと思ってます。
大人になって挫折を覚えて諦めた人へのスコセッシからのエールなんだと思います。