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火の壁
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『火の壁』に投稿された感想・評価

csm
5.0
どんだけフィルムが真っ赤になろうと、ロゴかわいい喫茶VOIXで別れたあの日と同じ傘とコートでキメたひづるの赤は映える。抱かせない妻ひづるのサングラスはキャットアイすぎてウルトラマンみたいだし阿蘇の火口で山内明と揉み合ってハラハラさせるハイヒール、素敵な山男が観測する微動計、牛も小唄で誘導バスガールが作る五目めし、上裸乗馬に大の字ジタバタでサービス過剰ったい大木実、ぼした祭りにやって来た医者・安井昌二のバッグインバッグ。観測小屋に二人で彫ったK&K…菊千代もケンさんもK、ケンさんの愛馬は吉野、馬も診察できる安井昌二、吉野の入院費は10万で笠智衆の保険が満期になるまであと3年。丸星デパート乗っ取りに反旗を翻すひづるが訪ねる織田政雄んちは妻病床で娘の見合いは失敗、高野真二に10万で買われた杉田弘子は桜むつ子の飲み屋に逃げる東京集合パートを経て火の国茶屋で待つ昌二。食べ物も雑貨も品揃えがとても良さそうな店すぎてここで買い物したい。ドロドロと迫り来る溶岩怖い、吉野が無事退院していて良かった。あづさ組の面々が実んちにドス突き刺して乗り込んでくるところ、ひとり虎のお面みたいなかわいい刺繍?セーター?みたいの着ている組員がいてとても気が散った。
ぼしたーぼしたーぼした祭楽しそう。阿蘇山で火山研究してる大学の同期(春山勉さんて方、覚えました!)を訪ねてきた訳あり医師の安井昌二。こっちも訳ありなサングラスの人妻・ひづると阿蘇の馬祭りで偶然バッティング。噴煙湧き立つ火口ですったもんだして危なっかしーし、ホントにずり落ちてるし山内明。この男女のメロドラマに平行して、朴訥な馬喰大木実に地元の医者は笠智衆。言い寄ってくる芸者の杉田弘子にはぞんざいに、可愛がってる馬には触らせない。脱いだ服裏返しに着ようとしたり、馬が病気で心配すぎて畳の上でジタバタしたりファンサービスシーン多め。高野真ニのあずさ組の輩にドスで脅されたら、こっちはナタと釘もちだして監禁で決闘?大木実もやる時は怖い。馬の治療費のため東京観光10万円で同伴する杉田さんがひづるの手配で逃げるお丁場の場面とかやたら楽しませてくれるし、その旅館の女将の岡村文子は実は娘ひづるとは血が繋がってないとか、サラッと深く突っ込まずに進行する大人の映画。ひづるに言われて逃げ込んだ居酒屋にはもちろん女将の桜むつ子が優しく出迎える。なんなのなんなの。丸星デパートの株問題でピンチの織田政雄も火口に身を投げようとするし、微動計ビンビン→ほんとに火山爆発して溶岩ドロドロ、高野真ニやっぱり落ちてました。道の駅みたいななんとか茶屋(名前失念!ここで買い物したい)と山内明のホテルの部屋との電話のスリル、つーか山内明のハラスメントぶりが凄くていちばんハラハラしました。「かあさん長生きしてね」もこの作品も退色&傷だらけのフィルムだったけど上映みにいけてよかった。ありがとございますシネマヴェーラ。
シネマヴェーラ渋谷で観たが映画史から見捨てられ誰からも忘れられているような邦画旧作を国立映画アーカイブよりも積極的に上映してる気がするシネマヴェーラ渋谷なので傷あり上等コマ飛び上等退色真っ赤っ赤オール上等のつもりで臨んだらこれが俺が過去にヴェーラで観た埋もれフィルムの中でも最強クラスのフィルム状態で画面は一時も休まず常時土砂降りの赤すぎてもはやモノクロフィルム、コマ飛びは十箇所くらいあって会話は基本的に飛んでいるため、いつフィルムが切れるのか、いや一回の切れで済むのかこれはと気が気でなく実にサスペンスフルな映画体験となった。いつもは映画観てるとすぐ寝ちゃう俺だがこれは流石にハラハラして一睡もできなかったので、やはり映画はフィルムで観るものである。

その作り手の意図せぬサスペンスに加えて内容面でも阿蘇山の火口で馬を追ったり喧嘩したりと無茶をするのでダブルサスペンス。危ないよ!そんなところでそんな会話とかしないでいいよ!でも下手したら役者が死ぬこのロケーションは確実に映画を面白く忘れられないものにしているので人命を顧みない昔の映画とは良いものだ。とはいえホントに死んだらお蔵入りになるので今の役者さんと映画監督は人命第一にしてくださいネ!

ストーリー的には阿蘇山のふもとに生きる人々の群像劇でそのムードはメロドラマ西部劇に近い。近いというか阿蘇が舞台なので実際に西部の劇なわけで、九州男児のキャラなんかうまいことジョン・ウェインみたいな西部劇の男キャラの日本的翻案になってるわけです。西部だから動物もたくさん登場。草競馬もなかなかの迫力。そしてラストは特撮を駆使した阿蘇山大噴火スペクタル!いやはや見所盛りだくさんで楽しい日本の西部劇でしたな。