ゆっきー

アエリータのゆっきーのレビュー・感想・評価

アエリータ(1924年製作の映画)
3.5
火星に行くべく実験を繰り返しては失敗する男の夢想。映画全体が夢落ち。話は『サンライズ』の都会を火星に置き換えたようなもん。火星人もまた地球に憧れ、覗いているのが素晴らしい。「地球でやっていたみたいに唇に唇をあわせておくれ…」に泣く。

火星に着いてからの展開が超絶過ぎて驚いた。急にプロパガンダ映画化するし(笑)
火星人奴隷の動きとコスチュームが、ダフトパンクのオールアラウンドザワールドのプロモのロボットみたいで可愛い。

ラスト、妻と図面を燃やすショットには泣く。
ただ次のショットでは壁に映った二人の影は、二人と違う動きをしているという。これ、どういう終わり方なんだよ!
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