百鬼園先生

女体の百鬼園先生のレビュー・感想・評価

女体(1964年製作の映画)
3.0
埴輪の時代から戦後、高度成長期までレイヤーで重なる人と街。形を変えながら女が物として扱われてきた歴史を主人公が自由意志で破壊する。牛を殺す場面(本物)は戦場の連帯を追体験させる擬似殺人であり、半泣きの女優達はリアルな迫力があった。全裸で吊るされた団令子の涙が胸元に落ちるカットが印象的。@シネマヴェーラ渋谷