黄推しバナナ

電人ザボーガーの黄推しバナナのレビュー・感想・評価

電人ザボーガー(2010年製作の映画)
3.5
井口昇監督が特撮テレビ番組「電人ザボーガー」のリメイク映画。井口節はどこに行った問題作。

いつもの「エログロ」「ゴアスプラッター」「お笑い系」にシフトを向けた作品ではなくなって、かなり真面目に原作に近づけた。今までの路線を方向転換させた作品になってしまった!

井口作品を見たいのであれば ✕
電人ザボーガーを見たいのであれば ◎

1974年放送なので見れない。再放送やったのかな?それでも見ていない。

2部構成でザボーガーとΣシグマとの25年に渡る戦いを描いている。

第1部は、昭和の時代をそのまま忠実に作っている。カメラワーク、効果音 、BGM、 セリフ、演技、昭和感がてんこ盛り。※見ていないが、あの時代の特撮の空気感は知ってる。(エンドロールに「1974年版のザボーガー」が流れるので答え合わせが出来ます)
こちらは「井口節20%」入っている。

第2部は、原型を残しながら少しハイテクを駆使して25年後を制作している。生気がなかったり、腰痛めたり、職安行ったり、人生諦めていたり、特撮ヒーローがリアルだったらを描いている。

好きな事をするだけの制作費があるからか、最後の決戦シーンはハチャメチャすぎ!やりたい放題だな!

昭和の時代ではあれはできない。
こちらは「井口節40%」入っている。

75歳までヒーローは嫌だな…

①鑑賞年齢30代
②心に余裕鑑賞なし
③思い出補正なし
④記憶明確
黄推しバナナ

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