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電人ザボーガーのtakatoのレビュー・感想・評価

電人ザボーガー(2010年製作の映画)
4.1
 漫画でも特撮の原作映画でガッカリさせられることの第一は、なんといっても原作に対する愛のなさである。色々稚拙な面がある以上に、魂が入っていない目が死んでいる製作者は呪われて然るべきだ。そのような駄作の中で、本作のように気合の入っている一本に出会えると実に嬉しくなってしまう。

 もちろん原作をリアルで見ていたわけではないが、その原作に対する愛は本篇を見ていてもビシビシ伝わってきたが、エンドロールで仰天させられてしまう。ダサいし、お金がかかっていなくても燃える魂と特撮をちゃんと撮る技量があれば格好いいじゃないか!。

 ただ、本作の構成だと後半の駄目になった主人公が再起するところが一番のポイントなのだろうが、正直前半の青年時の方が燃え燃えであった。板尾さんはちょっとアクションも演技も弱いかなぁ。声優の関智さんが出てるのには笑った。本当に特撮好きな人なんだなぁ。
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