シガーandシュガー

必殺!5 黄金の血のシガーandシュガーのネタバレレビュー・内容・結末

必殺!5 黄金の血(1991年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

昭和アイドルが出演。中でも酒井法子が際立って大根で、夢を見てるんだか現実を失ってるんだか正気なんだか判別しづらいので疲れた。政が殺し屋家業から足を洗って守ってやりたかったのがのりピー(しかも白竜と言い交わした仲)だというのがおかあちゃん情けなくて涙がでらあ。政はもっと話になる子に命かけると思ってたよ。ちなみに白竜の演技もヤクザ映画と何ら変わらず。何言ってるか(いつものことだけど)聞き取れない。

テレビドラマでも扱うような内容を伸ばしたような、重厚さにかける作品。
地獄組、っていう怪しい暗殺集団はちょっと怪奇な雰囲気で良かったけれど、そんなに強くなかったね。。。
このライトな雰囲気の中で政が死んでしまうのが残念すぎて。。。もうちょっとどうにかならなかったんですかね。

藤田まこともさすがに老いていて、その老いを活かしてセリフや見せ場を作ってもらいたかった。名取裕子を口説くあたりがもはや年寄りの冷や水。あれはもっと若い時じゃないとワイルドさよりみっともなさを感じてしまう。

良かったことを探すとしたら大沢樹生。このときはキラキラしていて、良い死に方はしないだろうという仕事人の末路を美貌の裡に醸し出せていたと思う。2.5枚目の表情も出来るし、扇でなんらかを仰ぎ散らすときの立ち姿と表情は美しく、必殺のレギュラーでも良かったんじゃないかな、と。滑舌が悪いけれどそこは頑張って。死に様は凄惨であってほしい。
ちなみにキューティー鈴木には気づかなかったけど尾崎魔弓はわかった。アクション、少なかったけど良かったです。

そんな感じで、もし再視聴するなら大沢樹生のところだけ観たい。
本来は政の最後を何度でも観たいくらいに印象的に作って欲しかったよ。