「トランスフォーマー」シリーズ第2作。
前作の主な舞台アメリカのみだったが、本作では世界各国を股にかけてのロボット・バトルが繰り広げられる。
また登場するオートボットの数も格段にアップ。
映画からの新規ファンのみならず既存ファンをニヤリとさせる人気のキャラクターたちも多数投入された。
✏️犠牲なくして勝利なし
世界各国が戦いの舞台というスケールのデカさから、前作と比較してロードムービー的、かつ「インディ・ジョーンズ」のようなアクションアドベンチャー的謎解きシーンも多く採用された本作。
(奇しくもシャイア・ラブーフは本作劇場公開の1年前に公開されたインディ・ジョーンズシリーズに出演)
大学生1名、その恋人1名、その胡散臭いルームメイト1名、その元敵1名の即席チームを組み、蘇ったメガトロンと新たな脅威ザ・フォールンの魔手から世界を救わんとする。
サムたちを襲う最大の脅威と最大のピンチ。いかにこの苦境を打破するか…？というのが本作最大の見どころなワケだけれど、果たして2時間半もかけてやる内容だったのかは疑問。
ロードムービーは個人的に好きな映画ジャンル、サムやミカエラ、レオに「昨日の敵は今日の友」と言わんばかりに参戦したシモンズたちの珍道中は面白かった。
が、この4人の活躍に焦点が当たりすぎているように感じ、この間オートボットたちの豪快なバトルはおろか活躍のシーンがほとんどないのが寂しい。
バンブルビーにツインズ以外のオートボットたちはお茶…ではなくオイルでもすすっていたのか、比較的平和な画が続くため睡魔との戦いを強いられる時間も…
また新しく登場したオートボットの数々だが、こちらも自己紹介もそこそこに敵味方入り乱れての大乱闘が始まるため、キャラクターに感情移入をする時間もほとんどなし。
なかなか個性のありそうな見た目のバイク3姉妹とかすごい気になるんだけどな。次作以降でまた出てくるのかしら。
☑️まとめ
4人の旅路はそこそこに、新キャラの出番とド派手なバトルシーンを増量させてほしかった。
前作との作品時間の差は6分程度だが、前作の方がはるかにスピード感があったしバトルも堪能できた。
その分、ほぼ同じ作品時間の本作が悪目立ちしている印象。
そんな中、次作の作品時間は本作をちょっと上回る154分！
大丈夫かマイケルベイ。うまくやれんのかマイケルベイ。
最新作まで残り4作。
<作品スコア>
😂笑 い：★★★☆☆
😲驚 き：★★★★☆
🥲感 動：★★★☆☆
📖物 語：★★★☆☆
🏃♂️テンポ：★★★☆☆
🎬2023年鑑賞数:77(36)
※カッコ内は劇場鑑賞数
