シネラー

トランスフォーマー/リベンジのシネラーのレビュー・感想・評価

3.5
不名誉な賞を多数受賞している
シリーズ第2作を再鑑賞。
前作以上に下ネタやジョークも多くて
個人的には下品だとも思う内容だが、
それでも胸熱な展開にときめく映画だ。

物語は前作から2年後、
大学へと進学したサムの身に
不可解な現象が起きる中、
ディセプティコンが再び地球へと侵攻し、
オプティマスをはじめとする
オートボット達と共に
戦いに挑んでいく内容となっている。
前作と比べても敵味方双方の
トランスフォーマー達の描写や数も多く、
オプティマスが明確に
トランスフォーマー側の主人公格として
描かれているのは良かった。
3体のディセプティコンと対峙しての
敗北と復活に合体パワーアップは、
本当に男の子が大好きな展開の
詰め合わせだと思った。
サムの愛車でもあるバンブルビーも
コミカルな部分が多く、
前作の出会いから発展した
関係性や可愛らしさが垣間見えて良かった。

しかしながら、
人間ドラマ部分における
不要なコメディに無駄な人物や
サムの理解しづらい言動等、
もっと本編を短くできただろうにと思う
部分が多い映画だった。
特に前作から増えた下ネタと
常軌を逸した人物描写に関しては、
観ていて痛々しく感じられた。
サムとミカエラの誤解から生じる
喧嘩という展開もあり、
うんざりする恋愛劇は面倒に思った。
トランスフォーマーの戦闘でも、
復活を遂げたメガトロンに
本作のメインヴィランであるフォールン
との戦闘場面自体は短く、
それ故の呆気なさがあるのも残念だ。

トランスフォーマー達のキャラクターが
多くなった事でのアクションや
キャラ描写は好きだが、
人間ドラマはステレオタイプな上に
陳腐さがある続編だと思った。
シネラー

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