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竜馬暗殺のcamusonのレビュー・感想・評価

竜馬暗殺(1974年製作の映画)
4.6
これまで原田芳雄に、
坂本竜馬のイメージを見出したことがありませんでしたが、
本作をみて、これほどまでにハマリ役があるものかと驚いてしまいました。

中岡慎太郎の石橋蓮司は、
まだ若さが残っていて、普通っぽさも若干残っていて、
意外や意外に色っぽいんですよね。
これにも驚きました。

大筋の展開に関係ないような何気ないシーンが多いのですが、
それが独特の間と深みを作り出しています。

映像は、ザラつきの強いモノクロで時代がかった感じです。
どのシーンも構図が考え抜かれていて、流れがいい。
出来の悪い日本映画にありがちな所在ない感とは一切無縁です。
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