風太郎

軍鶏 Shamoの風太郎のレビュー・感想・評価

軍鶏 Shamo(2006年製作の映画)
3.0
両親の殺害容疑で少年院へと入った成嶋亮。院内で出会った空手によって凄絶な苛めを生き抜き社会復帰を果す。しかし、世間は親殺しの亮を受け入れなかった。亮は世間を見返す為に格闘技界のトップを目指すのだったが…。

原作は序盤の方を読んで話の暗さに断念した作品。ソイ・チェン監督作品とということでチャレンジ鑑賞。

ドン底少年の成り上がり物語は単純に良い!!主人公としてはバックボーンも性格もに難有りだけど裏が有るような画かれ方で興味を引かれました!!

アクションも空手と言われるとチョット違和感が有りましたが、観応えが有ってなかなかに良かったです。

序盤はメチャクチャ面白い!!

でも長尺のストーリーをギュッとしたせいか、展開がご都合主義で進んでしまっていたのと、人物描写が足りないせいで各キャラの行動や言動の理由がいまいちピンとこないといった感じで物語に入り込めず…。(原作を読んでたら脳内補完出来るかもですが)

ラストも全然スッキリしない終わり方…。

スコアが高く無いのも納得。

今回鑑賞に当たって原作の事をWikiってみたら、原作者(今作の脚本家)と作画の方で著作権争いが有ったそうで。で、作画の方が勝訴…。

この作品にも作画の方の同意無しで制作されたそうで。監督はなんだそんないわく付きの作品を撮る事になったんですかね?そこが知りたい。
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