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ブロンコ・ビリーのエーコのレビュー・感想・評価

ブロンコ・ビリー(1980年製作の映画)
4.0
『ジャージー・ボーイズ』にも繋がる重要作だろう。好みということで言えば、随一のイーストウッド監督作かもしれない。フィクションに耽溺することは現実逃避ではなく、本当の人生を生きることだと教えてくれる。しかし、どうして銀行強盗の退治だけは成功したんだろう? 冒頭ではロングショット気味で捉えられたショーの演者が、最後のショーでは近いカメラで捉えられていたのもささやかながら感動的だし、悲劇的に飲み込んだかと思った瓶一杯の錠剤を吐き出すソンドラ・ロックと回転板に貼り付けられたカウガール視点からの、ぐるぐると回転するイーストウッドが可笑しい。
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