三樹夫

ドラえもん のび太と夢幻三剣士の三樹夫のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

おそらくFがトータル・リコールを観て思いついただろうという作品。ドラ映画の中でこの作品が一番好き。

原作と映画は少し違っていて、映画は裏山のてっぺんに学校があるという描写で終わっている。
これにはいくつか解釈ができて
①現実世界に戻ってきたけど夢見る機によって現実世界に影響が出ている。
②夢の中に閉じ込められた。
③この映画は全部夢。

個人的には③だと思っていて、この映画が始まる前にのび太は夢幻三剣士のゲームをプレイし始めた。つまりこの映画自体が最初っから最後までのび太がプレイしている夢幻三剣士というゲーム。そしてこの映画が終わった後のび太は目覚めると思っている。まあこんな風に色々妄想を爆裂させることができるのもこの映画の魅力なのだろう。

他にもラスト前の、夢見る機を引き取りに来た未来デパートの配達員がトリホーと声一緒、しかも笑い声が強調されているなどいくつか不思議な描写というか、観ていて不安を煽られる場面があり、生き返るとはいえ死ぬ描写があるなど、ドラ映画の中でも独特の雰囲気が出ている作品となっている。
ただ最後はジャイアン、スネ夫が出てこず、ジャイアン、スネ夫ファンとしてはそこが残念ではある。
三樹夫

三樹夫