ねこ

インテリアのねこのネタバレレビュー・内容・結末

インテリア(1978年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

何とも苦々しいドラマ

第三者から見れば母親はただの傲慢な完璧主義者でしかないが、娘という立場ではそう簡単に切り捨てられるものではないらしい
生まれた瞬間から呪いにかけられた彼女たちは、その呪縛から逃れられない
いや、逃れたいのか?はたまたしがみつきたいのか?
気の毒とは思いつつ、いい歳をした大人たちがいつまでも…と冷めた気持ちで眺める自分がいた

己の限界を知り、劣等感に苛まれる次女が不憫

母は最後まで自分至上主義を貫いた
悲しむことなど何もない
そんな暇があるなら長女よ、ひとりぼっちの娘を抱きしめるべきだ
ねこ

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