こたつむり

ディレクターズカット ブレードランナー 最終版のこたつむりのレビュー・感想・評価

1.7
★ 2019年型の安眠装置

点数で一目瞭然だと思いますが、てんでダメでした。完全に相性が悪いのでしょう。物語や世界観を楽しむ前に、メリもハリもない展開に眠くなってしまうのです。…いや、なってしまうではなく。寝てしまうのです。まう。

実は今回で3回目の挑戦。
前の2回はいずれも“モニタで何かを探す場面”で脱落しました。きっと、あの場面にはサブリミナルで“ラリホー”の呪文が仕込まれているに違いありません。

だけど、今回は太ももにペンを刺しながら頑張りましたよ!ここまで来たら意地ですね。あとは、一時停止と“もぐもぐタイム”の繰り返し。映画を楽しむという行為ではなく、ひたすらに眠気と戦う苦行。まあ、副産物として『たけのこの里』にたくさん“投票”できますけどね。

しかし、映画ってここまでして鑑賞するものなのでしょうか。というか、何故、僕は映画を鑑賞するのでしょうか。何故、貴重な人生の時間を費やすでしょうのか。いや、そもそも僕は存在するのか。この世界は実在するのか。空が青いのは何故か。青春は死んだのか。白い雲のバカヤロー!

あー。
脱線しましたね。
何はともあれ、苦しみながら映画を観る必要はないですよね。時間は有効に使うべきだと思います。

まあ、そんなわけで。
残念ながら僕との相性が最悪でしたが、理性的に考えれば、日本的な描写に微笑む作品であり、SFとしてエポックメイキングな作品であり、リドリー・スコット監督の「はみ出た者たちへの愛」を感じる作品であり、世界中にファンがいるのも納得できる作品。大概の人は楽しめるようですよ。

あ。
もしかしたら、本作は劇中に出てくる検査と同じなのかも…。楽しめたら人間で、ダメだったらレプリカント…。


まさかね。


※ スミマセン。自分が観たのはこちらでした。先程、間違ってアップした感想に「いいね」してくれた方、申し訳ありませんでした。
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