90分台のランタイムに敵はおろか味方も信用できない波乱万丈の展開とステルスにゲリラ戦に空中戦にと多彩なシチュエーションのアクションを詰め込んだシナリオの面白さはきっとキャメロンの功績。ニューハリウッド初期作の空気をまとったある意味ロードムービーだった1作目からぶっ殺しまくりアクションへの転身も国に見捨てられた兵士たちというモチーフで上手く繋がり、個人的にはひたすらパワーで押しまくるドラゴンボール的アクションとなった3作目の方が好きだが、完成度はこちらの方が高い。「地獄がヤツの故郷です」「俺は消耗品だ。パーティに呼ばれなくても誰も気にしない」等々のパンチラインもアツいウェルメイド編だ。見たら赤いハチマキ巻きたくなるから劇場で売ればいいのに!
あとゲームの『メタルギアソリッド』って『ニューヨーク1997』が元ネタってよく言われますけど、大佐、拷問、単独潜入ゲリラ戦っていう要素を考えるとむしろこっちの方が元ネタ感あるよね。