いしはらしんすけ

名探偵コナン 紺碧の棺のいしはらしんすけのレビュー・感想・評価

名探偵コナン 紺碧の棺(2007年製作の映画)
3.4
劇場版第11作。

前作に引き続き柏原寛司脚本だけに割とハードボイルドでリアリズムに即した作風で、特に警察関係の描写は子供向けアニメとしては異例なほどの精度。笑

そこも含め良くも悪くもコナンらしさは希薄で、どっちか言うと柏原氏も一時手掛けていた&うっすらコラボしてるルパンに近いテイストに落ち着いている。

さらに過去一レベルでラブコメ要素が薄く、個人的には別にいいんだけどこのへんがファンには不評だったりするのかも。

あとリアル度が上がってる分、犯人サイドの非道さが妙に際立っていて、総じてアンバランスなのが作品への没入を妨げてる「うーん」な1作かな?