とり

ドミノのとりのレビュー・感想・評価

ドミノ(2005年製作の映画)
3.5
公開当時クリストファー・ウォーケンだけが目当てで観たかったけど、全体的に微妙っぽそうで見送りました。
さすがトニー・スコット。映像は文句なく素晴らしい。
これは劇場で観た方がトリップ感が凄かっただろうな。ちょっとだけ残念かも。
時々チカチカが凄すぎてちょっとしんどかったけど、慣れたら不思議と画面にとりつかれる感覚。
実在の人物を元にしている女賞金稼ぎのお話ということですが、大した興味があるわけでもないので、どうなるの?ドキドキ!といったような感情が全然わいてこなかった。
生まれながらのセレブでモデルになれるほどの美貌も持ってるのに、わざわざそんな危険で汚い世界に飛び込むっていう心理が最後までよくわからなかった。
ありがちな「孤独」ともなんかちょっと違うような。お母さんは確かにちょっと冷たい人のように見えたけど、それでも娘への愛情は感じられたし。
キーラは見るからにお嬢様っぽい風貌なので、ある意味適役。お嬢様が無理して裏社会に踏み込むとこんな感じになりますっていう見本みたいだった。
個人的にはせっかくの可愛らしいルックスなので、もっとヒラヒラ着飾ったキーラを眺める方が楽しいけど。
お目当てのウォーケンは思ってたよりは出演時間が長かったけど、それでもいつの間にかいなくなっててちょっと悲しかった。
面白いセリフいっぱい喋ってたしまぁいいか。相変わらず目力が凄い。ウォーケンの目の演技が好きすぎる。
ルーシー・リューの出てるシーンがちょっとかったるかったなぁ。
無理して回想仕立てにする必要もなかったんじゃないかと思った。
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