このレビューはネタバレを含みます
『あの人、頭良いんだけどねぇ…。もうちょっと、ちゃんとすれば良いのに…。』
こういう人周りにもいますね。
B.アフレック演じるチャッキーの、解体現場で言う一言が、観てる人すべての思いを代弁しています。
周りから見ると、残念な感じなんですが、たぶん本人にとってはほっといてくれっていうことなんでしょう。
あと味の良い作品でした。
走り去るクルマを追いかけるエンドロールに流れる、『Afternoon Delight』が心地良いです。
子供の頃に受けた虐待で、人を信用できない主人公。なまじ頭だけはキレッキレなのが余計に孤独感を感じさせます。
ボロッボロのクルマを御祝儀にプレゼントする仲間達のことを思うと、グッときます。あれが彼等の精一杯なんでしょう。良い仲間たちに恵まれているんだということがわかります。
カネや名声、自分を利用しようという連中よりもやっぱりこっちの方がいいやっていう気分になりますね。
続編が観てみたい作品です。