女ヴァンパイア カーミラを配信している動画配信サービス

『女ヴァンパイア カーミラ』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

女ヴァンパイア カーミラ
動画配信は2025年4月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

女ヴァンパイア カーミラが配信されているサービス一覧

『女ヴァンパイア カーミラ』が配信されているサービスは見つかりませんでした。

女ヴァンパイア カーミラが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM

『女ヴァンパイア カーミラ』に投稿された感想・評価

3.3
ドラキュラ vs カーミラ!!

ドラキュラで有名なクリストファーリーが吸血鬼カーミラの呪いに挑む!まるで吸血鬼界の知名度ツートップが激突するかのような構造が楽しいゴシックホラー。更にはスラッシャー要素もミックスし、吸血鬼なの?人間なの?を煙に巻く不穏な感じが堪んないやつ!画質は死んでたけど😂

とは言っても今回のリーは普通の人間役。自分の娘が200年前の魔女(先祖)に乗っ取られたのでは?と心配。乗っ取られたんなら同じ顔になるはず!とその魔女の肖像画がないかと自宅を探し回るお話。毎日暇そうにしてるんだから自分で調べれば良いのに、何か良くわかんない青年に自宅調査を依頼。自宅を他人に調べさせるってのが何かもう凄い!

スラッシャーとかジャーロ的な殺人シーンからスタートして、古城の中での密室ミステリーと吸血鬼を合わせた横溝正史とかみたいなクラシカルなオカルト感で引っ張りつつも、『カーミラ』を下敷きにしてるせいで、出てきた瞬間に犯人がわかってしまうのが残念すぎる…😱それでもゴシックホラーとして最低限のツボを押さえたちょうど良さがあったし、古城の中での良からぬ色恋沙汰とか同性愛とか、ババアとお嬢様の絆とか何かそれっぽい楽しい要素がてんこ盛りだったので案外面白かった。

でも画質がマジで死んでたから、闇の中に何があるのかも良くわかんないし、あと普段は良くわかんないけど、完全に左右トリミングされてたから、演出面はあんまりわからなかった😂
Cem
5.0
『 吸血鬼カーミラ 』をモチーフに、猟奇殺人、レズ、黒魔術などをちりばめて、クリストファー・リーが事件の解決に挑む耽美な怪奇ホラー♡♬*゚

魔女裁判で処刑された女が復讐するお話。ローランっぽさがあり美しいショットが多くハッとさせられる。中世ヨーロッパの雰囲気を感じつつ、更に古城と美女がモノクロに包まれると高級感増しますな。影を使った恐怖演出だったり古典的なのも良き。リーはあまり活躍しないしストーリーも普通なんだが、とても魅了された。
吸血鬼小説の古典「カーミラ」(1872;レ・ファニュ著)の「血とバラ」(1961)に次ぐ映画化。イタリアン・ゴシックホラーの隠れた傑作。監督は「An Angel for Satan」(1966)のカミロ・マストロチンクエ。原題は「La cripta e l'incubo(納骨堂と悪夢)」。

カーンシュタイン城の付近で若い女性が惨殺された。カーンシュタイン伯爵(クリストファー・リー)の娘ローラは自分がその場にいる悪夢を見たと言い出す。伯爵は200年前に魔女裁判で処刑された先祖シーラの呪いがローラにかかっているのではないかと疑い、考古学者クラウスに一族の過去の調査を依頼。一方、ローラは乳母と共に黒魔術による悪魔祓いを廃虚で行ってみたが効果は得られず精神的に参ってしまう。そんな中、偶然出会った美しい娘リューバと友達になり元気を取り戻すが、ある夜リューバの血を啜る悪夢を見てしまう。。。

※日本語版DVDは劣化したVHS素材で作られ画面の両脇もカットされている。輸入盤DVDで鑑賞しないと本作の良さは伝わらないだろう。

耽美ゴシックホラーとして完璧に近い仕上がりでとても楽しめた。同監督の次作「An Angel for Satan」が良かったので遡って鑑賞したのだが同作以上に好みだった。陰影を活かした撮影に隙は無く、作り込まれた美術もムード満点。古城、黒魔術の五芒星と儀式、廃虚の地下室、古文書と肖像画、せむしの予言者、鐘に吊るされた死体、女性たちの惨殺体、血まみれのシーツ、そして闇を歩く白い服の娘二人。良いカット続出でユーロ・ゴシックを存分に堪能した。脇役に配されたクリストファー・リーの存在は映画に風格をもたらしていた。

説明しすぎないシナリオも好み。文学的な表現もあり少々解りにくさはあるが破綻は無く、幻想映画はこのぐらいのバランスがちょうど良い。欲を言えばラストシーンにあっさり感があるのでもう少し余韻があればベストだった。

白い服の美女二人、同性愛と死のエロティシズムは、個人的に今年の始めにハマったジャン・ローラン監督を連想させる。女吸血鬼を撮り続けたローラン監督のルーツは「血とバラ」よりも本作にありそうだ。この発見は1年の良い締めくくりになった。