雨宮はな

シェルブールの雨傘の雨宮はなのレビュー・感想・評価

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)
2.0
カトリーヌ・ドヌーヴが美人で、衣装が可愛い程度しか魅力を感じられなかった。
メインテーマが無く、似たような戦慄で台詞を歌うタイプのミュージカル作品、ダンスシーンはほぼなし。

「大好き!愛してる!とにかく、結婚!」「兵役になんて行かないで、寂しくて悲しくて死んじゃうわ」という具合の主人公にげんなりする。
時代背景もあるのだろうが、「日々を生きる糧になる思い出」として安易にセックスをし16歳の少女が妊娠すること、父親と別の男性と結婚することなど、ロマンチックとも悲恋とも思えないことが続く。

タイトルに「雨傘」とあるが、雨傘がこの作品において重要な役割をすることはない。
どちらかというと「シェルブール雨傘店の少女」という具合。

時間があるときに「こんな作品なのか」と確認程度の鑑賞に留めることをお薦めする。
雨宮はな

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