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シェルブールの雨傘のakariのレビュー・感想・評価

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)
3.7
デジタルリマスター版。

映画史に残る色彩設計とイントロ、
と、ファッションももちろん。

どうしても、根がほぼ同じ物語である
ララランドを想起してしまうんだけど
物語として観るなら
雨傘はやはりすごい名作なんだと思う。 
ラストの会話もウワアアアとなる(語彙) 

あくまでも個人的比較では、ララランドより
雨傘の方が心情がより伝わってきて
ウワアアアとなるのは心理描写の仕方か、
カトリーヌドヌーブが可愛すぎて
女性側に共感しやすいようにできているからか。

当て馬の人が性格も良いってところが描写されてるのと、当人同士が対峙して別れてないのも
「仕方がなかった感」が強く迫ってくる。

あと、私は昔はジェーンバーキン派で、
ドヌーブはそんなに刺さらなかったんだけど
今見るとめちゃくちゃ正統派で可愛い。
最初のギイとの待ち合わせで、
パーって顔が輝いて駆け寄るところ、
圧倒的だよね。
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