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着信アリ2のStroszekのネタバレレビュー・内容・結末

着信アリ2(2005年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

前作から約一年後の話。

着信を受けてしまった保育士と、事件を追うジャーナリストの観点から語られる。

「代わりに着信を受ければ死を肩代わりできる」というのが新基軸。

美々子は鞠恵がレイプされた生まれた子どもであり、その男は鞠恵の父親に刺殺されたというルーツが判明する。

さらに鞠恵の父のルーツは台湾の炭鉱村であり、そこにはリー・リィという美々子と同じような呪力を持つ少女が存在したという。彼女は呪いの予言を恐れた村人から、口を縫い付けられて坑口に閉じ込められて命を落としていた。

美々子とリー・リィの二人が呪いを起こしていたことが分かるが、なぜその二人は一緒に遊ばないのか。リー・リィの最初の犠牲者は美々子だったらしいのに。

作中、一作目の中村由美の死体が上がったことが伝聞情報で明らかになる。その際に、彼女を追っていた本郷刑事の「由美は憑依されたんじゃない。美々子に共鳴したんだ」というセリフがある。だとしたら、山下弘を刺殺した後彼女も人を殺しまくっていたのだろうか。

瀬戸朝香演じるジャーナリストの野添の幼少時に、双子の妹が神社近くの公衆電話にかかってきた電話に出た後、遺体で見つかるエピソードが挿入されている。彼女も「呪いの電話」の犠牲者なのか、それとも変質者に殺されたが犯人は捕まっていないということなのか。後者の犯人が野放しになっている分、怖い気がする。
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