ユースケ

着信アリ2のユースケのネタバレレビュー・内容・結末

着信アリ2(2005年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

「携帯電話に死の予告が届く呪いの元凶は台湾にあった」という【着信アリ】を台湾で流行らせたいから物語の舞台を台湾にした事が透けて見える浅はかな続編。

死の予告を携帯電話の持ち主以外の人が取ると身代わりとして死ぬというルールの追加によって留守番電話に残った死の直前のセリフを犠牲者が言った時のセリフを予言するジョセフ感が消滅。しかも、まともに呪殺されるのは風呂場でバキバキに折りたたまれた智順だけ。実は台湾の少女の霊による呪いと前作の少女の霊による呪いは同時進行で、父親に虐待されていた瀬戸朝香が前作の少女の霊と共鳴して殺人鬼と化し、別居中の旦那を殺して自分が呪殺された事を忘れていたというトリッキーなラストも良いんだか悪いんだか…

とりあえず、意味深にオープニングで登場した「雨が降るとお空の川から死んだ人が戻ってくるんだって」と語り、誰も居ない教室に向かって手を振る少女と髪の毛がボサボサで顔が見えない白いワンピースを着たお母さんの伏線が全く回収しない事に憤りを感じました。

ちなみに、父親が身代わりになって死の予告を回避し、【着信アリ】のルールをぶち壊した中華娘は【幽玄道士】シリーズのテンテンちゃんです。