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いちどは行きたい女風呂のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

いちどは行きたい女風呂(1970年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

世界レベルでのアンダーグラウンドカルチャーとはまたちがう意味での日本特有な70年代のアングラなるもの80年代からはサブカルか。その文化の不思議さよ。ウィキペディアによるとアングラがつくものとしては。アート。フォーク。演劇。雑誌。の4つしかあがっていない。興味ぶかい。ロックと映画にはアングラがない。日本のそれっぽい70年代のロックと映画は世界のアンダーグラウンドカルチャーの末席でありアングラとは別物か。そうだとするとこれも興味ぶかい。銭湯というきわめて日本的なものとアングラをむすびつけようとした本作。一番の見所は中盤ちょっとだけでてくる銭湯の屋根裏と床下のセットによるスペクタクルシーン。江戸川乱歩の世界である。ここだけはかんがえさせられるほどの出来栄えであった。これこそが日活ロマンポルノの魅力の正体なのかも。
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