このレビューはネタバレを含みます
平成ゴジラ異色作。企業マフィアはでてくるはで非情にエスパイな人間パート。いつも以上に人間サイドには言葉はしゃべるが本能のままの機械的使命的行動をさせ。相対的に怪獣サイドが言葉はしゃべらないが感情ゆたかな臨機応変な行動そうみえるように肉付けしている。つまりフィルムノワールな人間ドラマ設計によってあの我々世代がなれしたしんだ昭和の人間味なヒーローゴジラをよみがえらせることに成功している。この監督さすが喜八イズムの継承者。昭和ゴジラでのヒューマン本多にたいするハードボイルド福田純の図式の再現。