Nella

闇の列車、光の旅のNellaのレビュー・感想・評価

闇の列車、光の旅(2009年製作の映画)
4.3
随分と前に観たので記憶違いあったらすいません。
暴力組織マラ•サルバトルチャ(通称はマラス、MS13など)の蔓延により、国を出てアメリカに逃れるしかないホンジュラスの人々の物語…と聞いて、最初は硬い社会派ドラマを想像してたんだけど、全然そんなんじゃなかった。国とか人種とかに関係なく、どこにでもある普遍的な物語で、「ええそういう話なんだ」って呆然としながらラストで大号泣だった。勿論、社会的背景の違いや、その切迫度みたいのは違うと思うけど、それを超えて共感できるのが優れたフィクションの証拠だと思う。
正直わたしは、男女のラブストーリーの恣意性が苦手で、最初からそうだと言われたら観ないのだが、こういう風に不意打ちでこられると結構弱い。
「ナルコス」でパブロ•エスコバルの妻タタを演じているパウリナ•ガイタンが、この頃は初々しさの眩しい少女で、後のヘビースモーク極妻ぶりを考えると凄い。
(今知ったけどテノッチ•ウェルタも出てる!)
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