おいおい、革命左派の頭ん中はどうなっているのか?羞恥心はないのか?
内ゲバのような前半の展開から、自分たちなりの革命を起こすまでの脳内革命をピロートークで終始行っているという、極めてシュールな作品。
その獣のごとく本能のまま情事を繰り返し、一方で、我々ほどエスタブリッシュな人種はいないと振る舞う姿が滑稽という言葉で片付けたくない何か。
あまりにもフリ幅が広すぎて、彼らの軸足はどこにあるのかと、探りたくなる。
ただ、同じく若松監督描いた、あさま山荘事件を元にした作品に通じるものは、確かに感じるわけで。
そういう意味では、これが革命左派の本流を描いたものと言えるのかもしれない。
だとしたら、彼らと友達になることはないだろう。