アメリカ・アイオワ州ローレンスに住む73歳のガンコな老人アルヴィン・ストレイト。ある日、彼のもとに、76歳の兄が心臓発作で倒れたという知らせが入る。10年来仲違いをしていた兄に会うため、アルヴィンは周囲の反対を押し切り、たったひとりで時速8kmのトラクターに乗って旅に出ることを決意する。
トラクターに乗って旅をするおじいさんのロードムービー。
えっ、デヴィット・リンチ作品なの？って思うくらい真っ直ぐでいい話。こういう作品も撮れるのか…。
広大な大地をトラクター一つでゆっくりと歩みをすすめるおじいさんと雄大な音楽が心を揺さぶる。長い年月を生きてきた主人公の言葉一つ一つの重みがすごい。旅先で出会う人々にシンプルながらも、心を打たれるような言葉に胸を打たれた。帰りはどうしたんだろう…。
