さうすぽー

美女と野獣のさうすぽーのレビュー・感想・評価

美女と野獣(1991年製作の映画)
4.3
自己満足点 84点

先日金曜ロードショーで放送されたので観ました。

美女と野獣は個人的に一番好きなディズニー・プリンセス作品です!
小さい頃に何度も観ているので個人的に思い入れが強いです。そして、先日何年か振りに観ました。

やはり良い映画だなぁ...
実写は好きでは無いけど、やはり美女と野獣はアニメだからこそ面白いです!


何故この映画が一番好きかと言うと、
男女が見た目や外見では無く、内面の良い部分に惹かれあっていく物語だからです。

すべての恋愛映画に当てはめたら別に珍しくは無いのですが、ディズニー・プリンセスの映画では意外とあまり描かれていない気がします。

ベルとビーストの二人は最初はお互い嫌ってる感じで描かれます。
ベルはビーストの外見から来る恐れと杜撰で短期な性格が気にくわなくて、ビーストの方はそもそも女の子との接し方が解らないのできつく当たってしまいます。

だけど、城で暮らしているうちにお互いの良い面を知っていって次第に惹かれあうというプロセスがしっかりしています。
だからこそ、"美女と野獣"という相容れなさそうな二人だけど今まで観たプリンセス映画の中で一番しっくり来るカップルなんです。


家具になってる城の住人達も好きです。
キャラクターの性格がユニークで、動きもそれぞれの道具にマッチした動きなので観ていて飽きません。
そして、終盤のガストン一派が乗り込んでくる際に追い払う場面もそれぞれの家具の特徴を駆使して戦ってるので観ていて面白いです。


あとは音楽ですね!
表題曲は歴代ディズニーソングの中では一番好きかもしれません。
アラジンの「A whole new world」とかアナ雪の「Let it go」も好きですが、この曲は別格です。
今回観た際、テーマ曲が流れる晩餐会での場面に何故か涙が出ました。

ちなみに主題歌を歌ってるメンバーも実写よりもセリーヌ・ディオンとピーボ・ブライソンが歌うオリジナルの方が好きですね(*^^*)


ただ、今回観たときに少し点数が下がってしまいました。
その理由がラストです。

ビーストにかかってる魔法が解けてもとの姿に戻った際に顔がイケメンだったことです。
恐らく唯一好きじゃないところですね。
この映画で描かれるテーマが外見で無く内面で愛するというのが本作のテーマなはずなので、安易にイケメンにする必要は無いと思うんですよ(^_^;)
何かこう、最後の最後で女性の本音が出ちゃった感が否めなくて少し拍子抜けします。

今観ると臭い台詞もあったりベルが少し自分勝手に感じる部分もありますが、それでも自分は今でもディズニープリンセスの中では本作が好きであることを証明出来て良かったです。