このレビューはネタバレを含みます
ジャケットを見る限り、ヤンヤンを中心に追った無邪気なストーリーと思っていた。
家族構成と一人一人に起こっている事柄を追うのに忙しかった。
周りがゴタゴタしている中で、ヤンヤンは自分らしく俯瞰しているのが劇中での「間」に感じた。
父親からもらったカメラでみんなの後ろ姿を撮った写真に、「自分では見れないでしょ?」と言ったのが、空回りしてる大人たちに何か伝えたかったのかなと思った。
おばあちゃんへの弔辞に、彼なりの気持ちが詰まってて終了数分前でいきなり泣かせられた。子供は言葉は出なくてもちゃんと見てるんだな。
お姉ちゃんがチラッと弾くピアノ曲と夜景に流れるジャズのセンスがとても良い。