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七年目の浮気のどーもキューブのレビュー・感想・評価

七年目の浮気(1955年製作の映画)
3.9
 ビリーワイルダーの浮気



 2012年7月11日 12時04分レビュー

 

1955年ゴールデングローブ男優賞受賞トムイーウェル。
原作、脚本ジョージアクセルロード。製作、脚本、監督ビリーワイルダー。

マリリンモンローを見ようシリーズ。

ハリウッドのセクシー女優であり、魅惑の女優であるマリリン。

重ねて苦手なビリーワイルダーも見てみようも含む。ビリーワイルダー監督11作目。

二年後にヘップバーンの「昼下がりの情事」

大ドンデン返しの殿堂映画でありミステリー映画のエポック「情婦」を監督するビリー。

子供の頃から
スカートがめくれるマリリンモンローという映像だけは有名で知っていました。

マリリンはビリーワイルダーの男装ホットコメディ「お熱いのがお好き」

芸能界女優流転話の傑作「イヴの総て」のチョイ役

先日見たドナヒュー一家の芸能史「ショーほど素敵な商売はない」のやはり影の脇役を見てきました。
FOXのリマスターDVD鑑賞となりました。



いやぁ、ビリーワイルダーのヒット作品だけにとっても面白く、一番好きです。

マリリンに魅了される映画なんです。浮気だけに。

そしてもう一つ本作の魅力は、

既婚男性の
「浮ついた気持ち」を実に良く捉えた、というか喋らせていました。

ゴールデングローブを取ったマリリンの受けの芝居である主役

トムイーウェルの素晴らしい饒舌にあります。トムがとってもコメディな芝居をしますね。

悩んで悩んで喋って喋って笑います、ニヤリとしましたね。

特典映像で、トムイーウェルの役を登場新人のウォールターマッソーにやらそうとテストフィルムがあるんですが、全然あってません。

ビリー・ウォールターマッソーコンビは、後々「あなただけ今晩は!」で見れます。

トムイーウェルは本作舞台俳優だけに役がハマっているだけに素晴らしい演技でありました。

ビリーワイルダーの演出も素晴らしいです。

元が舞台だけにほとんど室内劇です。

シンプルかつ

素晴らしい妄想モノローグへスライドする展開。

現実、妄想、現実、妄想の繰り返し

特典映像でわかったですが、ビリーの挑戦でも本作あったようです。

不貞をプラスに描くという事のようで、脚本段階から戦ったようです。
その苦労は、報われたというかいくつかぎこちなさと
逆に今見ればキスやボディタッチや既婚者がこんな事して!的な事に
アメリカの時代が楯突いたのかな?と歴史を感じてしまいました。

全然やらしくないし、
不倫、不貞が売りの映画・雑誌が流布しまくってる現在、
全然問題無しな気がします。

そんなビリーワイルダーの苦労にちょっと特典映像を見て胸熱く、感心してしまいました。ちょっとビリーワイルダー好きになりました。

そして

本作で魅力を振りまく

マリリンモンローは、やっぱり必見!

マリリンの魅惑的な体
甘い声
ふっくりした体
そのおどけた感じ
男を誘惑させる二階の浮気レディを体現しておりました。

ファッション、マリリンの肢体、声
代表作に相応しいコメディであり、マリリン見るなら本作かなと。
名作のゆえんたる理由がよーくわかりました。


やはりあの歴史的名シーン
猛烈!スカートハラリシーンは、

本当必見!(本当にあっさりしていて驚き)

このパロディ(スカートが捲れ過ぎて顔が隠れるみたいな、パロディ)は、見ていたので、このあっさり加減にびっくりしました。

さて
ビリーワイルダーが描く

マリリンモンローへの浮気

七年目の浮気

七年目のかゆみ

七年目の浮気したっていいじゃん男は惑うよマリリンに!

DVD欲しくなる程良かったです!

それはマリリンモンローの魅力、女っぷりが

ビリーワイルダーのコメディにピタリとハマった素晴らしい
浮気物語だったと思います。


さてさて

ビリーワイルダーの浮気

七年目の浮気、マリリン見るなら是非本作です!



追伸
本作見ていろいろマリリンモンローの逸話、出生、離婚話、佳人薄命ぶり?!を

調べると
なんか少し、せつない気持ちになりましたね。

ある意味マリリンってやっぱり女優だったんだと思いますね!

追記

思い出
そういえば、
兄貴の部屋にマリリンの写真集や
ウォーホールのマリリンタペストリーが部屋にありよくみつめていたなーー。
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