第二次大戦下、戦乱の中で両親とはぐれた英国人の少年の捕虜収容所での暮らしを描いた戦争ドラマ。
のちの『シンドラーのリスト』『プライベートライアン』への布石と言われるスピルバーグ監督の意欲作。
余計な感傷を排したように淡々と少年の姿を通して戦争のリアルを描いているようでした。
裕福な家庭で暮らす少年が、理不尽な戦争で全てを奪われながらも、自力で生きる術を身につけて、たくましく成長していく姿を子役時代のクリスチャン・ベイルが見事に体現しています。
“人間はイモ一個のために なんでもする”
他にもマルコビッチやベン・スティラーなどの初々しい姿が印象的な作品でした。